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窮
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きわま
ふりがな文庫
“
窮
(
きわま
)” の例文
「大風の中より」というはいかなる状態を指したのであるか知る由もないが、エホバの声はとかく人の道が
窮
(
きわま
)
った時に聞ゆるものである。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
小西の運命明日に
窮
(
きわま
)
ったりと、一同心おごりしたために、その夜、春照高番の宿で、前祝いのバクチをやったのが運の尽きでありました。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
淡紅濃白、歩ムニ随テ人ニ
媚
(
こ
)
ブ。遠キハ招クガ如ク近キハ語ラントス。
間
(
まま
)
少シク曲折アリ。第一曲ヨリ東北ニ行クコト三、四曲ニシテ、以テ木母寺ニ至ツテ
窮
(
きわま
)
ル。
向嶋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ほんとうをいうと彼れは始めからこの建物がそれにちがいないと思っていたが、這入るのがいやなばかりに知らんふりをして通りぬけてしまったのだ。もう進退
窮
(
きわま
)
った。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
全く形をなさないこの家の奇怪な生活と、変幻
窮
(
きわま
)
りなきこの妙な家庭の内情が、朝から晩まで恐ろしい夢でも見ているような気分になって、僕の頭に
祟
(
たた
)
ってくるんです。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
いよいよ進んでいよいよ楽しく、いよいよ
楽
(
たのし
)
んでいよいよ
窮
(
きわま
)
らざる者、文学の特色なり。
病牀譫語
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
お父様と
私
(
わたくし
)
と参りまする積りでございます、それに良石和尚の智識なる事は
予
(
かね
)
て聞き及んではいましたが、
応験解道
(
おうけんげどう
)
窮
(
きわま
)
りなく、百年先の事を見抜くという程だと承わっておりまするが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼はこの時この世にありて絶対の孤独境に入ったのである。しかしながら物
窮
(
きわま
)
れば道おのずから通ずる。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
窮
常用漢字
中学
部首:⽳
15画
“窮”を含む語句
窮屈
貧窮
窮迫
無窮
窮鳥
窮地
窮乏
窮窟
窮境
窮命
見窮
窮理
困窮
窮措大
貧窮者
御窮屈
窮々
窮鬼
窮鼠
追窮
...