“窮々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きう/\50.0%
きゅうきゅう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やり始めてから三年になるが、未だに名声もあがらず、窮々きう/\云つて原稿生活を持続してゐる。自分の関係のある雑誌に、なんでもいから書けとせまるので、代助は一度面白いものを寄草した事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
隠居は窮々きゅうきゅうとして受身である。神尾は劫を仕掛けて、いよいよ有利と見える。もはや、充分に死命を制したつもりで得意になると、三たび、その手が盃に触れる。唇のところまで持って来て
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)