“見窮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みきは50.0%
みきわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は其處まで見窮みきはめて、元の部屋に引返すと、鐵之助は一人の少年を背中から押しやるやうに、部屋の中へ押し込んで居りました。
歸りて之を煮んとする時、ロオザが兄なる人我等の住める草寮こやに憩ひて、我目のくべきを見窮みきはめ、我を拿破里にて往きぬ。手術は功を奏せり。
平次は死骸の横に廻って丁寧に拝んだ上、ザッと全部の様子を見渡し、それから恐ろしく念入りに部分部分を見窮みきわめて行くのでした。
人は愛を考察する場合、他の場合と同じく、愛の外面的表現を観察することから出発して、その本質を見窮みきわめようと試みないだろうか。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)