“みきわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見極46.6%
見究24.1%
見窮22.4%
看極1.7%
看究1.7%
見定1.7%
覩窮1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほぼ見極みきわめをつけて、幾年目にどれだけの資本もとが出来るという勘定をすることぐらい、新吉にとって興味のある仕事はなかった。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
グウ、グウという音がして、庖刀が西瓜の胴体に食いこんで行く時、果してそれの赤いか否か一刻も早く見究みきわめようとして、私らが息を殺してのぞきこむ。
私の父 (新字新仮名) / 堺利彦(著)
人は愛を考察する場合、他の場合と同じく、愛の外面的表現を観察することから出発して、その本質を見窮みきわめようと試みないだろうか。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
これもまだ解剖的に内部を根から掘り返して窮理的に看極みきわめて行ったという所までは行かず、外観から物の形を見て研究した程度にとどまることではありますけれども、何しろ
そこにおいて永遠に隠されたる秘密を探り得ざる人智の弱さを見よとの意である。十八節には「汝地の広さを看究みきわめしや、もしこれをことごとく知らば言え」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
なおよくよく見定みきわめようとした時、一人の留女が走り出て、その武士の袖を引いた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その後また捜索すると、それより少なくとも五百二十年古く、後漢の張平子の『西京賦』に、〈ここにおいて鳥獣、目をつく覩窮みきわむ、遷延し邪視す、乎長揚の宮に集まる〉。