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谷
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きわま
ふりがな文庫
“
谷
(
きわま
)” の例文
腹は減る、眼は痛む、足はひょろつく、という始末で進退全く
谷
(
きわま
)
って我れ知らず雪の中へ
座
(
すわ
)
り込んでこりゃ死ぬより外に道がないのだろうという考えがつきました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
塔上に追いつめられて、進退
谷
(
きわま
)
った怪物は、おめおめ降伏せんよりは、寧ろ死を選んだのである。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
能
(
よ
)
く天候を見定めてから決行しないと、文字通り進退
谷
(
きわま
)
るの危険に遭遇しないとも限らぬ。
笛吹川の上流(東沢と西沢)
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
源次郎は孝助の
後
(
うしろ
)
から逃げたら討とうと思っていますから、孝助は進めば鉄砲で討たれる、
退
(
しりぞ
)
けば源次郎がいて進退
此
(
こゝ
)
に
谷
(
きわま
)
りて、一生懸命に成ったから、額と
総身
(
そうしん
)
から油汗が出ます。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と鳥居氏は進退
谷
(
きわま
)
って暴言を吐いた。第一戦は良人の敗北と認めて宜かろう。
或良人の惨敗
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
若
(
も
)
し此時T氏が、西洋
蝋燭
(
ろうそく
)
を用意(鍾乳洞へ入る時にと思って
携
(
たずさ
)
えて来たもの)していなかったら、吾等三人の一行は殆ど進退
谷
(
きわま
)
ったであろう。幸にも一挺の用意があったので、氏は
之
(
これ
)
に点火した。
武甲山に登る
(新字新仮名)
/
河井酔茗
(著)
進退
谷
(
きわま
)
る!
浮かぶ飛行島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
どうもそういう中ですから坐って居ることも出来ず進むことも出来ず進退これ
谷
(
きわま
)
って心中に経文を読んで居りましたが、その暴風は幸いにして一時間ばかり経つとヒョッとやんでしまいました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
“谷”の意味
《名詞》
(たに)両側を高地とし、それに垂直に低地が長く続く地形。
(出典:Wiktionary)
“谷”の解説
谷(たに、en: valley)とは、山や丘、尾根、山脈に挟まれた、周囲より標高の低い箇所が細長く溝状に伸びた地形。
(出典:Wikipedia)
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
“谷”を含む語句
谷間
山谷
熊谷
水谷
谿谷
長谷
谷川
渓谷
大谷
茗荷谷
小谷
塩谷
谷々
ヶ谷
桃谷
谷中
深谷
峡谷
小千谷
空谷
...