“桃谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ももだに40.0%
もゝたに20.0%
もゝだに20.0%
もゝのや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで万吉は、どてを上がると土橋を渡って、スタスタと、宰相山さいしょうやまの木立を目あてに、そこから遠からぬ桃谷ももだにの自分の家へ急いで行った。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこンとこ梅林ばいりんうへやまさくら名所めいしよで、そのした桃谷もゝたにといふのがあつて、谷間たにあひ小流こながれには、菖浦あやめ燕子花かきつばた一杯いつぱいく。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの桜山さくらやまと、桃谷もゝだにと、菖蒲あやめいけとあるところで。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「さうですか、——岩井町の桃谷もゝのや鬼一郎といふのは、どうです」