“ヶ谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
57.1%
やつ14.3%
14.3%
たに14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は王子権現ごんげんの辺、西新井の大師だいし、川崎大師、雑司ぞうしヶ谷等にもあり、亀戸天満宮かめいどてんまんぐう門前に二軒ほど製作せし家ありしが、震災後これもありやなしや不知しらず
江戸の玩具 (新字旧仮名) / 淡島寒月(著)
私が海岸からおうぎヶ谷やつへ向う道で非常な馬上美人にったと帰って来て氏に話した。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
止せ……われまで其様そんなことをいうからあまがいう事をかねえ、宜くかんげえて見ろよ、くまヶ谷石原いしはらの忰をうちへよばる都合になって居るじゃアねえか、親父のいた時から決っているわけじゃアねえか
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
がけしたむぐらしげりて、星影ほしかげひるゆべくおどろ/\しければ、同宿どうしゆくひとたち渾名あだなしてりうヶ谷たにといふ。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)