“如燕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょえん80.0%
にょえん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯爵は苦笑にがわらい。「うふふふ、わし如燕じょえんになさる。そういうことをいわるると恐怖おっかない談話をするぞ、怪談を。」とおおする折しも、庭にて犬の鳴く声しきりなり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これは宝丹のじき裏の内でこしらえているのだ。この辺は便利のい所で、そのそばの横町には如燕じょえん佃煮つくだにもある」
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
桃川如燕にょえん、桂三木助、五代目小さん君らみなひと方ならない贔屓ひいきになり、その社会にたずさわる私もまた自然と御懇意を願うようになったその余恵である。
艶色落語講談鑑賞 (新字新仮名) / 正岡容(著)