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如燕
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じょえん
ふりがな文庫
“
如燕
(
じょえん
)” の例文
伯爵は
苦笑
(
にがわらい
)
。「うふふふ、
我
(
わし
)
を
如燕
(
じょえん
)
になさる。そういうことをいわるると
恐怖
(
おっかな
)
い談話をするぞ、怪談を。」と
仰
(
おお
)
する折しも、庭にて犬の鳴く声
頻
(
しきり
)
なり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「これは宝丹のじき裏の内で
拵
(
こしら
)
えているのだ。この辺は便利の
好
(
い
)
い所で、その
側
(
そば
)
の横町には
如燕
(
じょえん
)
の
佃煮
(
つくだに
)
もある」
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
私の愛読した『檜山実記——相馬大作』など「百猫伝」で知られた桃川
如燕
(
じょえん
)
の速記だったとおぼえているが、開口一番、如燕自ら今日の講釈師の不勉強不熱心をさんざんにこき下ろして
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
落語家には乾坤坊良斎、五明楼
玉輔
(
たますけ
)
、春風亭柳枝、入船米蔵がある。玉輔は
馬生
(
ばしょう
)
の後の名である。講談師には二代目文車、桃川
燕国
(
えんこく
)
、松林伯円がある。燕国は後の
如燕
(
じょえん
)
である。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
燕
漢検準1級
部首:⽕
16画
“如”で始まる語句
如何
如
如才
如何様
如来
如此
如意
如露
如月
如法