“つばくろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.6%
乙鳥3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つばくろ岳、台原山の連脈が東沢乗越のっこしで一旦低下して更に餓鬼、唐沢の二山を崛起くっきしているが、此処から見た餓鬼岳の姿は素派すばらしいものである。
美ヶ原 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そしてそのまま、見返りお綱、つばくろの飛ぶかとばかり逸早いちはやく走って、あッと思うまに、宏壮な屋敷べいの角を曲って、ヒラリと姿を隠しかけた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舟はようやく町らしいなかへ這入はいる。腰障子に御肴おんさかなと書いた居酒屋が見える。古風こふう縄暖簾なわのれんが見える。材木の置場が見える。人力車の音さえ時々聞える。乙鳥つばくろがちちと腹を返して飛ぶ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)