“燕(つば)” の例文
家なみの庇(ひさし)や紺暖簾(こんのれん)に飛びちがえる燕(つば)くろの腹が、花ぐもりの空から落ちる九つどきの陽(ひ)ざしを切って、白く飜えるのを夢みるような眼で、女は下からながめて行った。これも祭の景物であろう。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)