“かふもり”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

ほんに御門の前を通る事はありとも木綿着物に毛繻子（けじゆす）の洋傘（かふもり）さした時には見す見すお二階の簾（すだれ）を見ながら、吁（ああ）お関は何をしてゐる事かと思ひやるばかり行過（ゆきす）ぎてしまひまする

十三夜 (新字旧仮名) ／樋口一葉(著)

朝から晩まで眞暗な茶の間の隅に、蝙蝠（かふもり）のやうにうづくまつてゐなければならなかつた。

天国の記録 (旧字旧仮名) ／下村千秋(著)

『蝙蝠傘（かふもり）を持つて来れば好かつた。』

百日紅 (新字旧仮名) ／田山花袋、田山録弥(著)

検索の候補