“パラソル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洋傘76.5%
日傘11.8%
凉傘5.9%
蝙蝠傘5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと見た女は洋傘パラソルを、線路の傍の草の上に、拡げたままソッと置いた。下駄を脱ぎ揃えて、その上にビーズ入りのバッグを静かに載せた。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そして日傘パラソルサツクとをげたわたしは
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
凉傘パラソルが日に照り、都會の人々を乘せた籠や車が絶えずその谷の岸を通つて行くので、頗る俗化されて了つたやうなところはあるけれども、それでも山の深いために持つた男性的の烈しい氣分は
日光 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
琥珀こはく刺繍ぬひをした白い蝙蝠傘パラソルを、パツとはすの花を開くやうにかざして、やゝもすればおくれやうとする足をお光はせか/\と内輪うちわに引きつて行つた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)