“こうもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウモリ
語句割合
蝙蝠74.7%
洋傘21.6%
蝙蝠傘3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥とも蝙蝠こうもりとも判らないようなものが、きい、きい、と鋭い鳴声をしながら、時おり鼻のさきかすめて通った。
殺神記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
併し夫れは無駄であった。山伏は颯と身を浮かせ、空へ蝙蝠こうもりのように飛んだかと思うと、深い谷間へ飛び込んだのである。
稚子法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
お祖父様は、そののち、前記の洋傘こうもりと、鼈甲縁の折畳眼鏡と、ラッコの帽子を大自慢にして外出されるようになった。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
くだんの三丁目にたたずみつつ、時々、一粒ぐらいぼつりと落ちるのを、洋傘こうもりの用意もないに、気にもしないで
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蝙蝠傘こうもりは畳んだまま、帽子さえ、かぶらずに毬栗頭いがぐりあたまをぬっくと草から上へ突き出して地形を見廻している様子だ。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「こうか。——なるほど、こりゃ大変浅い。これなら、僕が蝙蝠傘こうもりを上から出したら、それへ、らまって上がれるだろう」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)