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蝙蝠
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かうもり
ふりがな文庫
“
蝙蝠
(
かうもり
)” の例文
その代り空の月の色は前よりも
猶
(
なほ
)
白くなつて、休みない往来の人通りの上には、もう気の早い
蝙蝠
(
かうもり
)
が二三匹ひらひら舞つてゐました。
杜子春
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『
蝙蝠
(
かうもり
)
が
猫
(
ねこ
)
を
食
(
た
)
べるかしら?』なんて
云
(
い
)
ひました、それで
愛
(
あい
)
ちやんは、どつちが
何
(
ど
)
うとも
其質問
(
そのしつもん
)
に
答
(
こた
)
へることが
出來
(
でき
)
ませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「二人共四十近い獨り者で、尤も大膳坊の方は
蝠女
(
ふくぢよ
)
とか言ふ
蝙蝠
(
かうもり
)
が化けたやうな女の
巫女
(
みこ
)
をつれて歩いて居ます。ちよいとした年増で」
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
父
(
とう
)
さんの
田舍
(
ゐなか
)
では、
夕方
(
ゆふがた
)
になると
夜鷹
(
よたか
)
といふ
鳥
(
とり
)
が
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
びました。その
夜鷹
(
よたか
)
の
出
(
で
)
る
時分
(
じぶん
)
には、
蝙蝠
(
かうもり
)
までが一
緒
(
しよ
)
に
舞
(
ま
)
ひ
出
(
だ
)
しました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
主役
蝙蝠
(
かうもり
)
の安さんは、先代守田勘弥であつた。ちゃっぷりん丈の泣かせる喜劇を、如何にも江戸の世界の人情に移して、巧みに人を泣かしめた。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
船がギリシヤのある港につきますと、そこで
肥
(
ふと
)
つた男はおりることになつてゐましたので、約束のとほり、エミリアンは彼に
蝙蝠
(
かうもり
)
をわたしました。
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
日影を受けながらサツと降つて通る気まぐれな雨、谷川の橋を渡る時には、私は
蝙蝠
(
かうもり
)
傘をさして居たと記憶して居る。
草津から伊香保まで
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
書物讀み弟子二十人計に相成、至極の
繁榮
(
はんえい
)
にて、鳥なき
里
(
さと
)
の
蝙蝠
(
かうもり
)
とやらにて、朝から晝迄は
素讀
(
そどく
)
、夜は講釋
共
(
ども
)
仕而、學者之
鹽梅
(
あんばい
)
にて
獨
(
ひとり
)
笑
(
をか
)
しく御座候。
遺牘
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
停車場から街道へ出て、それ故、急に
蝙蝠
(
かうもり
)
傘を擴げる人もあつた。そして白い扇子が同時にぱらぱらと開かれ、大勢の人の胸の邊でひらひらし出した。
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
あはれ
其時
(
そのとき
)
那
(
あ
)
の
婦人
(
をんな
)
が、
蟇
(
ひき
)
に
絡
(
まつは
)
られたのも、
猿
(
さる
)
に
抱
(
だ
)
かれたのも、
蝙蝠
(
かうもり
)
に
吸
(
す
)
はれたのも、
夜中
(
よなか
)
に
𩳦魅魍魎
(
ちみまうりやう
)
に
魘
(
おそ
)
はれたのも、
思出
(
おもひだ
)
して、
私
(
わし
)
は
犇々
(
ひし/\
)
と
胸
(
むね
)
に
当
(
あた
)
つた
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ふと
蝙蝠
(
かうもり
)
が来て自分を食べると言つて
惑
(
まど
)
ひ歩かれた奥さんの事なぞを考へ返して、しばらくまんじりと一つところを見入つてゐたりするやうなこともあつた。
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
此等みな羽なくその
構造
(
つくりざま
)
蝙蝠
(
かうもり
)
の翼に似たり、また彼此等を搏ち、三の風彼より起れり 四九—五一
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
そのへんにも幾つか
祠
(
ほこら
)
があり、種々の
神仏
(
しんぶつ
)
が祭つてあるらしいが、夜だからよくは分からない。老木の
梢
(
こずゑ
)
には時々
木兎
(
みみづく
)
と
蝙蝠
(
かうもり
)
が啼いて、あとはしんとして何の音もしない。
仏法僧鳥
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
モーランドは一生借金に苦しめられ、債権者に拘引されるのが怖さに、
後
(
のち
)
には
蝙蝠
(
かうもり
)
のやうに夜分しか外へ出なくなつたが、
然
(
しか
)
しさういふ
間
(
なか
)
でも好きな酒だけは
止
(
よ
)
さうとしなかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
真逆様に四番目の男の
傍
(
そば
)
を遥かの下に落ちて行つた話などが、
幾何
(
いくつ
)
となく載せてあつた間に、
錬瓦
(
れんぐわ
)
の
壁
(
かべ
)
程急な
山腹
(
さんぷく
)
に、
蝙蝠
(
かうもり
)
の様に
吸
(
す
)
ひ付いた
人間
(
にんげん
)
を二三ヶ所点綴した
挿画
(
さしゑ
)
があつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
我が恋ふ人の
魂
(
たま
)
をこゝに呼び出すべき
香
(
かをり
)
にてもなければ、要もなし、気まぐれものゝ
蝙蝠
(
かうもり
)
風勢
(
ふぜい
)
が我が
寂寥
(
せきれう
)
の調を破らんとてもぐり入ることもあれど、捉へんには竿なし、
好
(
よ
)
し捉ふるとも
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
提げパテンの
蝙蝠
(
かうもり
)
を
揷
(
かざ
)
さずして竹の子笠を
被
(
き
)
る誠に清くして安樂の生涯羨ましき限りなり衣服調度の美を競ふは
必竟
(
ひつきやう
)
自分の心を慰むる爲ならず人に羨まれん感服されんといふ爲なり其爲に心を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
ソーンフィールド莊が陰氣な
廢墟
(
はいきよ
)
になつて、
蝙蝠
(
かうもり
)
や梟の
棲家
(
すみか
)
になつた夢を。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
夕闇の中に鳴く
蝙蝠
(
かうもり
)
の声のやうに、或は頭の上に、或は肩越しに、或は膝のあたりに、耳もとに、或は足の下へ忍びより、一人の人間の居るのが何如にも邪魔さうに、何か不平をつぶやいてゐる。
伊良湖の旅
(新字旧仮名)
/
吉江喬松
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
やひるも
燈
(
ひ
)
ともす
楽屋口
(
がくやぐち
)
自選 荷風百句
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
とんで来な
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
と
言
(
い
)
ひながら、
父
(
とう
)
さんは
蝙蝠
(
かうもり
)
と一
緒
(
しよ
)
になつて
飛
(
と
)
び
歩
(
ある
)
いたものです。どうかすると
狐火
(
きつねび
)
といふものが
燃
(
も
)
えるのも、
村
(
むら
)
の
夕方
(
ゆふがた
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
玉
(
たま
)
や、さう/\、お
前
(
まへ
)
も一
緒
(
しよ
)
に
來
(
く
)
れば
好
(
よ
)
かつたね!
空中
(
くうちゆう
)
には
鼠
(
ねずみ
)
は
居
(
ゐ
)
ないだらうけど、
蝙蝠
(
かうもり
)
なら
捕
(
つか
)
まへられる、それは
鼠
(
ねずみ
)
に
酷
(
よ
)
く
似
(
に
)
てゐるのよ。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
黒い羽のはえた
蝙蝠
(
かうもり
)
みたいなものが空を飛んでゐた、といひだす者がありました。角のはえた黒いものが
藪
(
やぶ
)
の中にゐたやうだ、といひだす者がありました。
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ガラツ八は
舌鼓
(
したづつみ
)
を一つ、大急ぎで、路地を出ると、天水桶の蔭へ
蝙蝠
(
かうもり
)
のやうにピタリと身を隱しました。
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
親仁
(
おやぢ
)
が
其時
(
そのとき
)
物語
(
ものがた
)
つて、
御坊
(
ごばう
)
は、
孤家
(
ひとつや
)
の
周囲
(
ぐるり
)
で、
猿
(
さる
)
を
見
(
み
)
たらう、
蟇
(
ひき
)
を
見
(
み
)
たらう、
蝙蝠
(
かうもり
)
を
見
(
み
)
たであらう、
兎
(
うさぎ
)
も
蛇
(
へび
)
も
皆
(
みんな
)
嬢様
(
ぢやうさま
)
に
谷川
(
たにがは
)
の
水
(
みづ
)
を
浴
(
あ
)
びせられて、
畜生
(
ちくしやう
)
にされたる
輩
(
やから
)
!
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もしこの時部屋の外から、誰か婆さんの
容子
(
ようす
)
を見てゐたとすれば、それはきつと大きな
蝙蝠
(
かうもり
)
か何かが、蒼白い香炉の火の光の中に、飛びまはつてでもゐるやうに見えたでせう。
アグニの神
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
男が女にとつて牛であるのと同じやうに、女は男にとつて
蝙蝠
(
かうもり
)
である。謎である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
後にはふら/\と
跣足
(
はだし
)
で下りて、裏の夕方の木の下へ行つて、一人で土の上に髪を乱してしよんぼり坐つてゐたり、夜分に、大きな
蝙蝠
(
かうもり
)
が出て自分を食ふと言つて家の中を方々へ
遁
(
に
)
げて廻つたり
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「こつちの學校に居た間は伜も大分成績が良かつたやうだが、どうも東京へ出てから去年も今年も思はしくない。尤も東京は諸國から秀才が集るのだて。鳥なき里の
蝙蝠
(
かうもり
)
位では役に立たないかも知れないが……」
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
よ、蝙蝠よ
都会と田園
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
だと教へますと、子供等はめづらしさうに眼を見張りました、
瓦斯
(
ガス
)
や電燈の點いた町の空に不恰好な翼をひろげたものの方を眺めて居りました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そこにたいへん大きな
栗
(
くり
)
の木が一本あつて、その枯れた下枝に、小さな
蝙蝠
(
かうもり
)
が一匹とまつてゐました。蝙蝠はセンイチを見ても、逃げようともしませんでした。
悪魔の宝
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
『さァ
玉
(
たま
)
ちやん、
眞實
(
ほんと
)
の
事
(
こと
)
をお
云
(
い
)
ひ、お
前
(
まへ
)
これまでに
蝙蝠
(
かうもり
)
を
食
(
た
)
べたことがあるかい?』と一
生懸命
(
しやうけんめい
)
になつて
云
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
ますと、
急
(
きふ
)
に、がさッ!/\!といふ
音
(
おと
)
がして
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
辛
(
から
)
うじて
腕車
(
くるま
)
を
潛
(
くゞ
)
らしたれば、
網
(
あみ
)
の
目
(
め
)
にかゝつたやうに、
彼方
(
あなた
)
此方
(
こなた
)
を、
雀
(
すゞめ
)
がばら/\、
洞
(
ほら
)
に
蝙蝠
(
かうもり
)
の
居
(
ゐ
)
るやうだつた、と
車夫同士
(
くるまやどうし
)
語
(
かた
)
りなどして、しばらく
澁茶
(
しぶちや
)
に
市
(
いち
)
が
榮
(
さか
)
える。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
日覆の外の海は、日の暮と共に風が出たらしい。
舷
(
ふなべり
)
をうつ浪の音が、まるで油を揺るやうに、重苦しく聞えて来る。その音と共に、日覆をはためかすのは大方
蝙蝠
(
かうもり
)
の羽音であらう。
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
さん
蛍の灯台
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
よく見ると、おそろしい大きな
蝙蝠
(
かうもり
)
で、いまにもわたしたちにおそひかゝつてきさうです。そして洞穴のかたすみには、人間の白い骨が、ばらばらになつてちらかつてゐます。
スミトラ物語
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「
蝙蝠
(
かうもり
)
なの、
傘
(
からかさ
)
なの、あら、もう
見
(
み
)
えなくなつたい、ほら、ね、
流
(
なが
)
れツちまひました。」
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
古写本
(
こしやほん
)
の伝ふる所によれば、うるがんは
織田信長
(
おだのぶなが
)
の前で、自分が京都の町で見た悪魔の
容子
(
ようす
)
を物語つた。それは人間の顔と
蝙蝠
(
かうもり
)
の翼と
山羊
(
やぎ
)
の脚とを備へた、奇怪な小さい動物である。
悪魔
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『
蝙蝠
(
かうもり
)
——
來
(
こ
)
い、
來
(
こ
)
い。』
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
は。
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
と
眗
(
みまは
)
す
顏
(
かほ
)
を、
突然
(
いきなり
)
、
燕
(
つばめ
)
も
蝙蝠
(
かうもり
)
も
飛
(
と
)
ばずに、
柳
(
やなぎ
)
のみどりがさらりと
拂
(
はら
)
ふと、
其
(
そ
)
の
枝
(
えだ
)
の
中
(
なか
)
を
掻潛
(
かいくゞ
)
るばかり、しかも
一段
(
いちだん
)
づいと
高
(
たか
)
く、
目
(
め
)
が
覺
(
さ
)
めるやうな
廣
(
ひろ
)
い
河原
(
かはら
)
を
下
(
した
)
に、
眞蒼
(
まつさを
)
な
流
(
ながれ
)
の
上
(
うへ
)
に
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「立派ですが、世の中は広いから、ほかにもこんなのがゐないとも限りません。そこにいくと、わたしは、
蝙蝠
(
かうもり
)
を一匹持つてゐますが、それが、世の中に二匹とゐないものなんです」
エミリアンの旅
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
魔女は箒に跨りながら、
昨夜
(
ゆうべ
)
も大きな
蝙蝠
(
かうもり
)
のやうに、片々と空を飛んで行つた。
LOS CAPRICHOS
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蝙蝠
(
かうもり
)
のちらと見えたる夏もはじめつ方、
一夕
(
あるゆふべ
)
、出窓の外を美しき声して売り行くものあり、苗や玉苗、胡瓜の苗や茄子の苗と、其の声
恰
(
あたか
)
も大川の朧に流るゝ今戸あたりの
二上
(
にあが
)
りの調子に似たり。
草あやめ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
僕はお宗さんの髪の毛も何か頭の病気のために薄いのではないかと思つてゐる。お宗さんの使つた毛生え薬は何も
売薬
(
ばいやく
)
ばかりではない。お宗さんはいつか
蝙蝠
(
かうもり
)
の生き血を一面に頭に塗りつけてゐた。
素描三題
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
(「お条さん」は髪の毛の薄い為めに
何処
(
どこ
)
へも片付かずにゐる人だつた。しかし髪の毛を
生
(
は
)
やす為めに
蝙蝠
(
かうもり
)
の血などを頭へ
塗
(
ぬ
)
つてゐた。)最後に僕の
通
(
かよ
)
つてゐた
江東
(
かうとう
)
小学校の校長さんは両眼とも
明
(
めい
)
を
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と、
變
(
へん
)
じて
狐
(
きつね
)
と
成
(
な
)
つて、
白晝
(
はくちう
)
を
窓
(
まど
)
から
蝙蝠
(
かうもり
)
の
如
(
ごと
)
くに
消
(
き
)
えぬ。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大
(
おほい
)
なる
蝙蝠
(
かうもり
)
のやうに、
煙
(
けむり
)
がむら/\と
隙間
(
すきま
)
を
潛
(
くゞ
)
つた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“蝙蝠”の意味
《名詞》
蝙蝠(へんぷく)
こうもり。
(出典:Wiktionary)
“蝙蝠(コウモリ)”の解説
コウモリ(蝙蝠)は、哺乳類翼手目(よくしゅもく、Chiroptera、コウモリ目)に属する構成種の総称である。世界各地に約1000種が棲息する。
別名に天鼠(てんそ)、飛鼠(ひそ)がある。
(出典:Wikipedia)
蝙
漢検1級
部首:⾍
15画
蝠
漢検1級
部首:⾍
15画
“蝙蝠”で始まる語句
蝙蝠傘
蝙蝠傘屋
蝙蝠安
蝙蝠羽織
蝙蝠冠兵衞
蝙蝠信者
蝙蝠冠兵衛
蝙蝠印
蝙蝠式
蝙蝠男