“小競”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぜ90.0%
こぜり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小競こぜり合いでも、敵が寄せてくると、俄然、えもつかれも忘れはてて戦える。ところがこの半月余りは、いっこう寄手が襲って来ない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしそれはまだ最初の小競こぜり合いにすぎなかった。ゆっくりやっていて、そのうちにほんとうの攻撃に着手すると、彼はほのめかしていた。彼らは少しも急いではいなかった。
越後の上杉家とは、それから間もなく、上野国こうずけのくにの国境で、小競こぜりあいがあり、甲州の武田信玄たけだしんげんは、久しくなりをひそめていたを鳴らして
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)