すすむ)” の例文
新しいランドセルを脊負せおひ、新しい草履袋をさげて、一年生のすすむちやんは、元気よく学校から帰つて来ました。
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
愈〻、別れに臨んでは、口約束だけでは心もとないとあって、三郎すすむ
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すすむは、ばかに重厚になったじゃないか。急にけたね。」
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その時、すすむちやんと純子じゆんこちやんとが、はしやいで玄関から帰つて来ました。二人とも風呂敷包をダランとさげて、進ちやんは顔にお面をかぶつてゐました。
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
七時半が来た時、一ばん小さいすすむちやんが飛び出して来て、お母様とお父様の手を引つぱりました。
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)