“進路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんろ42.9%
コース28.6%
ゆくて14.3%
コオス14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此日一行は沼田ぬまたより湯檜會に着し、夜大に会議をひらきて進路しんろす、議二派にわかる、一は国境論こくけうろんにして一は水源論すゐげんろんなり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
船は急ぎ進路コースをかえて——と、その時、右舷の叱水線下に、ずずずずずんと重く鈍い、引っ掻くような衝激が伝わった。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
審判さばき進路ゆくて支へられずば。 一三九—一四一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
月の無い暗い空に星が燦然と輝いて、久遠の進路コオスを大なる弧を画きつつ辿っていた。地上の深い静寂の上に今天体の悠久なる律動が力一杯に徐々と押し移っているのである。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)