“しんろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
針路41.7%
進路25.0%
鍼路16.7%
新蘆8.3%
顖顱8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいあんばいに、ヘリコプターは、こっちへ飛んでくる途中で、とつぜん針路しんろを北へ曲げたので助かった。よもやこんな西の方まで逃げてきているとは思わなかったのであろう。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
灰色ネズミたちは、いままでこのおしろの中にはいったことはありませんでしたが、わけなく進路しんろを見つけだしました。
わたくしは未だ其鍼路しんろを尋ぬることを得ぬので、しばらく此研究を中止する。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
北の岸は卑湿ひしゆうの地なるまゝいと荒れたれば、自然の趣きありて、初夏の新蘆しんろ栄ゆる頃、晩秋の風の音に力入りて聞ゆる折などは、川面かわもの眺めいとをかしく、花紅葉のほかの好き風情あり。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
顖顱しんろ科ノ名医ナリ。天民幼ヨリ唯詩ヲ好ミ医術ヲおさメズ。父没シテ業ヲ改メ詩人トナリ、名海内ニ振ヒ公侯縉紳しんしんノ間ニ優遇セラル。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)