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蒸殺
ふりがな文庫
“蒸殺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むしころ
75.0%
むしごろ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしころ
(逆引き)
それからがくがくして
歩行
(
ある
)
くのが少し
難渋
(
なんじゅう
)
になったけれども、ここで
倒
(
たお
)
れては
温気
(
うんき
)
で
蒸殺
(
むしころ
)
されるばかりじゃと、我身で我身を
激
(
はげ
)
まして首筋を取って引立てるようにして峠の方へ。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
どこを見ても、泥で固めた家々の屋根瓦が、鉛のやうに鈍く日の光を反射して、その下に懸けてある
燕
(
つばめ
)
の巣さへ、この
塩梅
(
あんばい
)
では中にゐる雛や卵を、そのまゝ
蒸殺
(
むしころ
)
してしまふかと思はれる。
酒虫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蒸殺(むしころ)の例文をもっと
(3作品)
見る
むしごろ
(逆引き)
怪老人——それは
如意
(
にょい
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の山の
主
(
ぬし
)
といわれている作兵衛
爺
(
じい
)
と、もう一人は、何ぞ知らん、この炭焼小屋の
竈
(
かま
)
で、かつて大村
父子
(
おやこ
)
と山侍たちのために、
蒸殺
(
むしごろ
)
しの刑にかかって
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蒸殺(むしごろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“蒸”で始まる語句
蒸
蒸籠
蒸暑
蒸気
蒸焼
蒸氣
蒸汽
蒸物
蒸々
蒸發
“蒸殺”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
吉川英治
芥川竜之介