蒸殺むしごろ)” の例文
怪老人——それは如意にょいたけの山のぬしといわれている作兵衛じいと、もう一人は、何ぞ知らん、この炭焼小屋のかまで、かつて大村父子おやこと山侍たちのために、蒸殺むしごろしの刑にかかって
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)