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『続癩院記録』
ふりがな文庫
『
続癩院記録
(
ぞくらいいんきろく
)
』
十個の重病室があり、各室五名づつの附添夫が重病人の世話をしてゐることはさきに記したが、これらの附添夫も勿論病人であり、何時どのやうな病勢の変化があるか解らない。そこでこれらの附添夫——附添本官と呼ぶ——が神経痛をおこしたり肋膜炎にやられたり …
著者
北条民雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ
初出
「改造」1936(昭和11)年12月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
浸
(
にじ
)
助
(
すけ
)
掃布
(
ボンテン
)
皸
(
ひび
)
糜爛
(
びらん
)