“のんど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咽喉54.9%
喉29.4%
咽9.8%
吭5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呼び始終(しじう)の事共(ことども)委曲(くはしく)話(はな)し又七樣へ疵(きず)を付け其身も咽喉(のんど)を少(すこ)し疵付(きずつけ)情死(しんぢう)と云ひて泣(なく)べしと教(をしへ)頼み居たるを長助は物影(ものかげ)より是を聞(きゝ)て大いに驚きながら猶(なほ)息(いき)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この時魔の如き力は喉(のんど)を扼(やく)してその背を捬(う)つ、人の死と生とは渾(すべ)て彼が手中に在りて緊握せらる、欲するところとして得られざるは無し。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
蠎蛇(をろち)の鳥を呑むときは、鳥自ら飛びて其咽(のんど)に入るといふ類にやあらん。この獸の赤き目には、怪しき光ありて、我を引き寄せんとする如し。
これまでなりと観念したる白糸は、持ちたる出刃を取り直し、躍り狂う内儀の吭(のんど)を目懸(めが)けてただ一突きと突きたりしに、覘(ねら)いを外(はず)して肩頭(かたさき)を刎(は)ね斫(き)りたり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)