“いんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咽喉82.1%
印行7.1%
殷紅7.1%
咽吭3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうだね。」諧謔作家は咽喉いんこうを締められた鴎のやうな声を出した。「小さくつていゝから、島を一つもつて来てくれ。」
第二十九条 日本臣民ハ法律ノ範囲内ニおいテ言論著作印行いんこう集会及結社ノ自由ヲゆう
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
暖炉だんろ瓦斯がす颯々さっさつ霜夜しもよえて、一層殷紅いんこうに、鮮麗せんれいなるものであつた。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しこうして果然かぜん嘉永六年六月三日米国軍艦は、舳艫じくろふくみ、忽然こつぜんとして天外より江戸湾の咽吭いんこうなる浦賀に落ち来れり。六無斎子平ろくむさいしへいが、半世紀前に予言したる夢想は、今や実現せり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
しこうして彼はみずから江戸の咽吭いんこうたる豆相ずそう、房総沿岸を巡検じゅんけんしたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)