“あんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鮟鱇71.0%
暗窖12.9%
殷紅6.5%
暗香6.5%
安康3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乃公は伯父さんを魚屋の店に吊してある鮟鱇あんこうと見立て、冗談半分に釣る積りで、口のあたりはりを下した。遠くでやる仕事だから、どうせ巧くは行かない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ただし歌の意味も文句も、二吏の対話も、暗窖あんこうの光景もいっさい趣向以外の事は余の空想から成ったものである。ついでだからエーンズウォースが獄門役に歌わせた歌を紹介して置く。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
薔薇ばら、大方は散りて殷紅あんこう色の花が一、二輪咲残つて居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
今において回顧すれば、その頃の自分は十二分の幸福というほどではなくとも、少くも安康あんこうの生活にひたって、朝夕ちょうせきを心にかかる雲もなくすがすがしく送っていたのであった。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)