“印行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんかう50.0%
いんこう33.3%
いんぎやう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君が「火の柱」の主公篠田長二しのだちやうじとらへて獄裡ごくりに投じたるものに君の為めにしんをなせるに非ずや、君何ぞ此時を以て断然之を印行いんかうに付せざるやと、余の意にはかに動きて之を諾して曰く
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
しかし可笑おかしい事には、外題げだいに慶安としてあるものは、後に寛文かんぶん中に作ったもので、真に慶安中に作ったものは、内容を改めずに、後の年号を附して印行いんこうしたものである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それが出來できたら、かみうへして御覽ごらんなさい。面白おもしろ印行いんぎやう出來できますよ。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)