印行いんこう)” の例文
しかし可笑おかしい事には、外題げだいに慶安としてあるものは、後に寛文かんぶん中に作ったもので、真に慶安中に作ったものは、内容を改めずに、後の年号を附して印行いんこうしたものである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
第二十九条 日本臣民ハ法律ノ範囲内ニおいテ言論著作印行いんこう集会及結社ノ自由ヲゆう
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
抽斎のあらわした書で、存命中に印行いんこうせられたのは、ただ『護痘要法ごとうようほう』一部のみである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
宝永中に印行いんこうせられた具平親王ともひらしんのうの『弘決外典抄ぐけつげてんしょう』の数種を存するに過ぎない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)