“架上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじやう33.3%
かしやう33.3%
かじょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、更に驚いたのはこの頃ふと架上かじやうの書を縁側の日の光にさらした時である。僕は従来衣魚しみと言ふ虫は決して和本や唐本たうほん以外に食はぬものと信じてゐた。
変遷その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
余也よやもとより浅学せんがくにして多くしよ不読よまず寒家かんかにして書に不富とまず、少く蔵せしもしば/\祝融しゆくいううばゝれて、架上かしやう蕭然せうぜんたり。
夜、二畳の炬燵こたつに入って、架上かじょうの一冊をいたら、「多情多恨たじょうたこん」であった。器械的きかいてきページひるがえして居ると、ついつり込まれて読み入った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)