“褞袍着”の読み方と例文
読み方割合
どてらぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぽつり、ぽつり、ぽつりと、奉迎門の明るい電光飾に、三人の褞袍着どてらぎの姿が埠頭はとばの広場に現れる。中の一人は白髪はくはつ白髭しらひげである。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
私たち、庄亮と同じく褞袍着どてらぎのタゴール老人と私とは、うち連れて、冠木門かぶきもんに見越しの落葉松からまつといった風の軒並の前の、うち湿った暗い通りをあるいていた。夜はもう十時に近かったろう。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)