“八頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やつがしら42.9%
やず28.6%
やつ14.3%
やまた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八頭やつがしらの芋を洗ふやうにお照は榮子の頭を畳にりつけりつけして、そして茶の間へ出て襖子ふすまを閉めてしまつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
因幡紙いなばがみ」の名で知られ、八頭やず郡の佐治さじとか、気高けだか郡の日置村とか、その他の漉場からこうぞの紙が出されます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ところが鳥取県の八頭やつ郡などで、神返しというのは十月の二十五日で荒れ日であった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
維新史研究家だつた勝山孫弥といふ人の出してゐた「海国少年」といふ雑誌の短歌欄に投稿したもので「出雲なるの川上はそのむかし八頭やまた大蛇おろち住みけるところ」
老境なるかな (新字旧仮名) / 吉井勇(著)