“やまた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤマタ
語句割合
八俣33.3%
八岐33.3%
八股16.7%
八頭8.3%
矢又8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとは八人のむすめがおりましたのでございますが、その娘たちを、八俣やまた大蛇おろちと申しますおそろしい大じゃが、毎年出てきて、一人ずつ食べて行ってしまいまして
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
この少女はわが子なり奇稲田姫くしいなだひめという。さきに八箇やたりの少女あり年ごとに八岐やまた大蛇おろちのために呑まれて今このおとめまた呑まれんとすと申しければ、尊われにくれんやとのたまう。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ハワイとう火山かざんキラウエアからは女神めがみペレーのなみだ毛髮もうはつ採集さいしゆうせられ、鳥海山ちようかいさんいし矢尻やじり噴出ふんしゆつしたといはれてゐる。神話しんわにある八股やまた大蛇おろちごときもまた噴火ふんか關係かんけいあるものかもれぬ。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
維新史研究家だつた勝山孫弥といふ人の出してゐた「海国少年」といふ雑誌の短歌欄に投稿したもので「出雲なるの川上はそのむかし八頭やまた大蛇おろち住みけるところ」
老境なるかな (新字旧仮名) / 吉井勇(著)
関東の方でも那須なす矢又やまた村の鷲子とりのこ神社に、二羽烏というのが山中七不思議の一つに数えられているそうだが(『下野神社沿革史』巻八)、これも恐らくお社の祭なり