八頭やつがしら)” の例文
八頭やつがしらの芋を洗ふやうにお照は榮子の頭を畳にりつけりつけして、そして茶の間へ出て襖子ふすまを閉めてしまつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「からいも、八頭やつがしら蓮根れんこん、ごぼう、市場へ出たそうでございます」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「……ここに八頭やつがしら甘煮うまにと云うのが有ります。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)