“八(はつ)” の例文
文字(もじ)はやがて耳(みゝ)の側(わき)に恐(おそ)ろしき聲(こゑ)もて咡(さゝや)くぞかし、一通(いつゝう)は手(て)もとふるへて卷收(まきをさ)めぬ、二通(につう)も同(おな)じく三通(さんつう)四通(しつう)五六通(ごろくつう)よりは少(すこ)し顏(かほ)の色(いろ)かはりて見(み)えしが、八(はつ)、九(く)、十通(じつゝう)、十二通(じふにつう)
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
銀座(ぎんざ)、日本橋(にほんばし)をはじめ、深川(ふかがは)、本所(ほんじよ)、淺草(あさくさ)などの、一時(いちじ)に八(はつ)ヶ所(しよ)、九(きう)ヶ所(しよ)、十幾(じふいく)ヶ所(しよ)から火(ひ)の手(て)の上(あが)つたのに較(くら)べれば、山(やま)の手(て)は扨(さ)て何(なん)でもないもののやうである、が、それは後(のち)に言(い)ふ事(こと)で
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)