はな)” の例文
更に流霜りゅうそうふ事半里にしてえびすはなに到り、巌角につて遥かに湾内の風光を望み、雁影を数へつゝ半宵はんしょうに到りぬ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
小笠原嶋ブラボがはなに巻く渦のこほろこほろに故国くにこほしき
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
金比羅山こんぴらやまから、はなの山
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
男伊達ならワントネのはなの潮のながれを留めて見な
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)