“潮岬”の読み方と例文
読み方割合
しおのみさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車も電車もない上に潮岬しおのみさきの難所を持った南紀の風景は、まだ生駒や六甲ではなかった。妖気と黒髪が持つであろうところの不思議を十分にまだ備えていた。
「じゃあ、艇を、ここから東北東微東びとうへ向けて走らせよ。いや、要するに、紀州の南端なんたん潮岬しおのみさきへ向けて見よ」
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
和歌山県潮岬しおのみさき南方百キロの海上に駐在せる防空監視哨ぼうくうかんししょうの報告によれば、米軍べいぐんに属する重爆飛行艇三台、給油機六台、攻撃機十五台、偵察機十二台、戦闘機十二台合計四十八機よりなる大空軍だいくうぐん
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)