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人力
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じんりょく
ふりがな文庫
“
人力
(
じんりょく
)” の例文
細工に落ちるというが、ぼくのやる事は自然の手順が狂わないようにあらかじめ
人力
(
じんりょく
)
で装置するだけだ。自然にそむいた
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)
の事を
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
例えば
他人
(
ひと
)
から預っておいた彫刻品が、気候の
為
(
た
)
めに
欠損
(
きず
)
が出来たとかいう様な、
人力
(
じんりょく
)
では、
如何
(
どう
)
にも
致方
(
しかた
)
の無い事が起るのである、この
談
(
はなし
)
をすると
頭上の響
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
「ナニ、ウラゴーゴル星が、地球を引き寄せたというのですか。ウフフ、それはどうも、大胆すぎる。遊星の運動は、
人力
(
じんりょく
)
ではどうすることもできない」
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「このたびの大捷は、すべて
人力
(
じんりょく
)
とは思えません。今となってみると、ただただ神の御加護という気がします」
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「すると、何者がこんなことをしたか、扉をあのように曲げることも、ふつうの
人力
(
じんりょく
)
ではできません」
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
すでにお
命
(
いのち
)
のないものなら、
真
(
まこと
)
にご武運のすえ、また
人力
(
じんりょく
)
のおよぶところではござりませぬが、ただいま、大九郎の話によれば、まだご
尊体
(
そんたい
)
にはなんのご
異状
(
いじょう
)
なく、明朝
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とても
人力
(
じんりょく
)
によってふせぎ切れるものでないことを見てとると、艇員たち全部の退避をすすめた。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼は二時間あまりも改札口で待ち
呆
(
ぼう
)
けをくわされたであろう。駄目と分って、彼は
大憤慨
(
だいふんがい
)
の
態
(
てい
)
でそこを出たが、なにぶんにも天災地変のことであり、
人力
(
じんりょく
)
ではどうすることもできなかった。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「天然の星ではなく、
人力
(
じんりょく
)
というか何というか、とにかく現にこの怪星に住んでいる智能のすぐれた生物が、——あえて生物という、人間だとはいわないよ——その生物がこしらえたものじゃないかと思う」
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“人力”の解説
人力(en: Human power)とは、人間を動力源とする動力。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“人力”で始まる語句
人力車
人力曳
人力車夫
人力挽
人力俥夫
人力車人
人力車宿
人力車屋
人力車挽