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巨擘
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きょはく
ふりがな文庫
“
巨擘
(
きょはく
)” の例文
ヴントの如きはその
巨擘
(
きょはく
)
である。意識はいかに単純であっても必ず構成的である。内容の対照というのは意識成立の一要件である。
善の研究
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
その初めは
土津
(
つちづ
)
公
羽州
(
うしゅう
)
最上にあらせられし時幕領白岩の農民
強訴
(
ごうそ
)
に及びたる時、三十六人の
巨擘
(
きょはく
)
を捕へて、糾弾もせず一時に磔刑に行はれ、それを
せいばい
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
当時この二論派を代表したるははたして
何人
(
なんぴと
)
なりしか。吾輩は今日より回想するに福沢諭吉氏は一方の
巨擘
(
きょはく
)
にして国富論派を代表したるや疑うべからず。
近時政論考
(新字新仮名)
/
陸羯南
(著)
浪人の
巨擘
(
きょはく
)
として、
草莽
(
そうもう
)
の間に埋もれ給う……殿こそ惜しゅう存ぜられまする
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
パピニアーヌスは実にローマ法律家の
巨擘
(
きょはく
)
であった。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
巨
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
擘
漢検1級
部首:⼿
17画
“巨”で始まる語句
巨
巨大
巨人
巨細
巨魁
巨躯
巨勢
巨漢
巨刹
巨石