“つんざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
84.7%
7.2%
4.5%
突裂2.7%
劈裂0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貪欲界どんよくかいの雲はりて歩々ほほに厚くまもり、離恨天りこんてんの雨は随所ただちそそぐ、一飛いつぴ一躍出でては人の肉をくらひ、半生半死りては我とはらわたつんざく。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
カムポ・ピチェンに戰起りて、この者たちまち霧をつんざき、白黨ビアンキ悉くこれに打たれん 一四八—一五〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
闇をつんざく平次の聲を聞くと、宗次は縛つたまゝのお品を抱いて立ち上がりました。
善悪も邪正もこれ迄なりと入つたる此道、得たる此果、今は金輪崩るるとも、銕囲てつゐ劈裂つんざけ破るゝとも、思ふ事果さでは得こそ止まじ、真夏のひるの日輪を我が眼の中に圧し入れらるゝは能く忍ぶべし
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)