“須走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すばしり62.5%
すばし25.0%
すはし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
須走すばしり口に下山、第二回は吉田口から五合目まで馬で行き、そこのむろに一泊、御中道を北から南へと逆廻ぎゃくまわりして、御殿場に下りた。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
これ須走すばしりの語源である。もっともそれは東口駿河の国に向いた方のある一所に限られたことで、庄三郎が下りつつある北口吉田方面には、そういう所はないのであった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
洗ひうがひなどしてあつさしのやすらひ居たり此處は景色もよく後ろは須走すはしり前は山中やまなかの湖水と打眺うちながめ居る彼方のさかより行衣ぎやういたすきかけ金剛杖こんがうづゑを突ながらすゞともに來る富士同者ありかれも此處に休み水を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)