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かつぜん
ふりがな文庫
“かつぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
豁然
47.1%
戛然
22.4%
戞然
15.3%
濶然
9.4%
刮然
3.5%
活禅
1.2%
闊然
1.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豁然
(逆引き)
その重みに堪え、その重みの下に苦闘しつつ、よくそれを双腕に支え得るならば、彼の前には
豁然
(
かつぜん
)
として新たな天地が開けてくるであろう。
ジャン・クリストフ:01 序
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
かつぜん(豁然)の例文をもっと
(40作品)
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戛然
(逆引き)
といいながら挙げたる手をはたと落す。かの腕輪は再びきらめいて、玉と玉と撃てる音か、
戛然
(
かつぜん
)
と瞬時の響きを起す。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かつぜん(戛然)の例文をもっと
(19作品)
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戞然
(逆引き)
五大洲はまっすぐな
球
(
たま
)
をだした。
戞然
(
かつぜん
)
と音がした、見物人はひやりとした、球ははたして千三に向かった、千三は早くも右の方へよった。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
かつぜん(戞然)の例文をもっと
(13作品)
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▼ すべて表示
濶然
(逆引き)
武松は、久しぶりに
濶然
(
かつぜん
)
たる胸をひらいて、愉快でたまらず、大酔して
蹣跚
(
まんさん
)
とした足もとを、やがて召使の手に
扶
(
たす
)
けられながら、外へ出て
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かつぜん(濶然)の例文をもっと
(8作品)
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刮然
(逆引き)
それさえ
解
(
と
)
ければ、凝結している剣も、すべても、
刮然
(
かつぜん
)
と、解けそうな気がするのであったが、どうにもならない。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かつぜん(刮然)の例文をもっと
(3作品)
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活禅
(逆引き)
嘘と
観
(
み
)
たら、この世はないからな。——いや御主君に一命をさし上げている侍奉公の身には、かりそめにも虚無観があってはなるまい。わしの
禅
(
ぜん
)
は、ゆえに、
活禅
(
かつぜん
)
だ。
娑婆
(
しゃば
)
禅だ、地獄禅だ。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かつぜん(活禅)の例文をもっと
(1作品)
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闊然
(逆引き)
源三郎、膝わきに引きつけた大刀の柄をたたいて、
闊然
(
かつぜん
)
とわらった。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
かつぜん(闊然)の例文をもっと
(1作品)
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