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戛然
ふりがな文庫
“戛然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かつぜん
95.0%
かちり
5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつぜん
(逆引き)
と、跳び上がったが、その叫びも終らないうちに、後ろにまわっていた武士の手から、
戛然
(
かつぜん
)
、大剣は鳴って、その首すじへ振り落された。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
といいながら挙げたる手をはたと落す。かの腕輪は再びきらめいて、玉と玉と撃てる音か、
戛然
(
かつぜん
)
と瞬時の響きを起す。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
戛然(かつぜん)の例文をもっと
(19作品)
見る
かちり
(逆引き)
健在
(
すこやか
)
なれ、御身等、今若、牛若、
生立
(
おいた
)
てよ、と
窃
(
ひそか
)
に河野の一門を
呪
(
のろ
)
って、主税は
袂
(
たもと
)
から
戛然
(
かちり
)
と音する松の葉を投げて、足
疾
(
と
)
くその前を通り過ぎた。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
戛然(かちり)の例文をもっと
(1作品)
見る
戛
漢検1級
部首:⼽
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“戛”で始まる語句
戛々
戛
戛玉
“戛然”のふりがなが多い著者
黒岩涙香
吉川英治
佐々木味津三
夏目漱石
神西清
泉鏡花
佐藤垢石
野村胡堂