“豁(ひろ)” の例文
それを彩(いろ)どる黄葉(こうよう)の濃淡がまた鮮(あざ)やかな陰影の等差を彼の眸中(ぼうちゅう)に送り込んだ。しかし眼界の豁(ひろ)い空間に対している津田と違って、清子の方は何の見るものもなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
欣然(きんぜん)として 煩襟(はんきん)を豁(ひろ)うす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)