“見眺”の読み方と例文
読み方割合
みなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じいっと魅入みいられたもののごとく、障子に散りしいているその月光を見眺みながめていた長国が、突然、引きつったように笑って言った。
十万石の怪談 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
異様な覆面姿の五人を見眺みながめて、宿のおんなたちがさえぎろうとしたのを、刺客たちは、物をも言わずに、どやどやと土足のまま駈けあがった。
流行暗殺節 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
見眺みながめて対馬守は、ほころびかかった微笑を慌てて殺すと、急いで眼鏡をかけた。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)