“裏山”の読み方と例文
読み方割合
うらやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……裏山うらやまへ入ると、ふきぐらいあるかもしれないし、ひょっとすると、川には岩魚いわななんかいるかも知れないわ。……ともかく、出かけてみるこったわ」
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
兩人りやうにんすそところが、とこよこ一間いつけん三尺さんじやくはりだしの半戸はんとだな、した床張ゆかばり、突當つきあたりがガラスはきだしまどで、そこが裏山うらやまむかつたから、ちやうどそのまど
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
去年きょねんも、この月半つきなかばにやまりたのだが、今年ことしは、いつもよりふゆはやいらしい。」と、主人しゅじんは、って、まど障子しょうじけて、裏山うらやまほうをながめました。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)