“イチゲン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いちげん
語句割合
一見66.7%
一元33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一見イチゲンの私どもにも、そんなに思はれるのですから、芝居だこの出来た数十年来の歌舞妓鑑賞者には、不快言はう様のないものとして、響くだらうと言ふことは、想像出来ます。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一体「ているす」さへ読んだことのない一見イチゲンの見物に、源氏が舞台を見ただけで直に訣るものと思つてゐることが、どうかしてゐるのである。どうも日本では、一返ぎり芝居を見なさ過ぎる。
「なよたけ」の解釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
と言ふ評判の(一見イチゲンの私にも、さう見えました)
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
メ来レバ一元イチゲン
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)