“所由”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわれ37.5%
いはれ25.0%
しょゆう12.5%
ゆゑ12.5%
よし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所由いわれを聞き「なるほど解りやした、当節かたりがはやるから、それで二重どりをさせねえ魂胆こんたん、よくしたものでごぜえやすねえ」
その序に自然と娘の猿を可愛がる所由いはれも御耳にはいつたのでございませう。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
途中にて図らずも某に邂逅かいこうし、種々笑談の後、某の著しく衰弱せるをあやしみ、その所由しょゆうを問いしに、某は過般来、脚気症の気味ありしが、夏期に至り病勢増進して
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
泣き患へて海邊うみべたにいましし時に、鹽椎しほつちの神來て問ひて曰はく、「いかにぞ虚空津日高そらつひこの泣き患へたまふ所由ゆゑは」
また諸のかみたちに問ひたまはく、「天若日子久しく復奏かへりごとまをさず、またいづれの神を遣はして、天若日子が久しく留まれる所由よしを問はむ」