“何:なん” の例文
“何:なん”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花81
芥川竜之介71
泉鏡太郎35
三遊亭円朝31
楠山正雄26
“何:なん”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸91.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)7.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
永代の橋杭はしぐいの処へずッと港板みよしが出てなんだか知りませんがそれと云って船頭が島田髷を取って引上げました。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は画の方は心得がないから、なんとも申しかねるが、あれは仏国の現代の風潮が東漸とうぜんした結果ではないでしょうか。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二号にがう活字くわつじ広告くわうこく披露ひろうさるゝほかなんよくもなき気楽きらくまい
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
のくらゐなことが……なんの……小兒こどものうち歌留多かるたりにつたとおもへば――」
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それがために、いとゞつたなくちの、せんひとつも、なんにも、ものがはれなかつたのであります。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「どう遊ばしたんだろうね?」と障子をあけてうちに入りながら「なんなら帳場したへそう言って、お迎人むかいをね」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
仕事しごとなんでも牝鷄めんどりでなくつちやうまかねえよ」といつてはかげわらふのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
これなぞも誰か注意さへすれば、なんでもない事だとは云ふものの、其処そこに争はれぬ西洋人を感ずるやうな心もちがする。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そのまゝ押開おしあけると、ふすまいたがなんとなくたてつけに粘氣ねばりけがあるやうにおもつた。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
でもみぎ申上もうしあげたとおり、わたくしべつ貞女ていじょ亀鑑かがみでもなんでもございませぬ。
かあさん、」とおとこった。「なんかおしてるの! ええ、林檎りんごください。」
「こんなにもういままでながあたためたんですから、もすこ我慢がまんするのはなんでもありません。」
長吉ちやうきち隣座敷となりざしきの母親を気兼きがねしてなんとも答へる事ができない。おいとかまはず、
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
あのあいらしきなかなんてか、ひとじらしの振舞ふるま理由わけるべし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
面目めんもく此樣こん姿なりで、背後うしろければなんもつかずにました
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
が、なんだか、ものしさうに、かはをラインとかぶのかられば、このはうはるかにをかしい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ところが、話し話し懐中鏡をもてあそんでいた田中が、ふとなんかに気がついた様子で「やっぱりそうだ」と叫ぶのですよ。
モノグラム (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「すると刈谷老人かりやろうじんのところへつきに一かいか二かいく、その用件ようけんなんですか」
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
なんでも明治三十年代に萩野半之丞はぎのはんのじょうと言う大工だいくが一人、この町の山寄やまよりに住んでいました。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
父はランプのもとで手紙をしたためてましたが、僕を見て、『なんぞ用か』と問い、やはり筆をとって居ます。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
よござんすか、あなた方お二人は御自分達の事よりほかになんにも考えていらっしゃらないかただという事だけなんです。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これでは、ぬまが、なんだか不氣味ぶきみなやうですが、なに一寸ちよつとこと
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「福造の手紙をよんで聞かすのも、なんやら工合がわるいが、……ほんなら中に書いてあることをざつと言うて見よう。」
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)
曲者「何卒どうぞ御免なすって……実はなんでございます、へえ全くひんの盗みでございますから、何卒御免なすって」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いとまを告げて助七は立帰り、翌日桑の板を持たせて遣りましたが、其ののち長二からなんの沙汰もございません。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かれなんでも主人しゆじん盡力じんりよくしてれゝば成就じやうじゆするとおもつてるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「つかんことを聞くがね、お前さんはなんじゃないかい、この、其処そこ角屋敷かどやしきうちの人じゃないかい。」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『そんな遠方ゑんぱうぢや無い。なんでもいゝ、早く縄をつて自由にてお呉れ。痛くてたまら無いから。』
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
久米くめはかういふ予測を下した。なんだかさう云はれて見れば、僕も一円五十銭は払つてもらはれさうな心もちになつた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
久米はこんなことをいひながら、振替の紙を僕にかへした。しかしもうこの間のやうに、おごれとかなんとかはいはなかつた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「あら、貴方あなたなんことはない……どころなもんですか。澤山たくさんですわ。わたしう……」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……信濃しなのあき山深やまふかく、しもえた夕月ゆふづきいろを、まあ、なんはう。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんか人生といふものの機關からくり、その歸趨、その因果が明かに久遠の相下に見えるやうな氣がして妙な心地になつた。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
なんとしてもここからはなれたくない……』わたくしは一にそうおもんでりました。
なんいたにくいのは、その多襄丸たじやうまるとかなんとかまをす、盜人ぬすびとのやつでございます。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なんぢゃ? 薔薇ばらはなは、ほかんでも、おなじやうにがする。
するとね、夜目よめ判然はつきりとはらなんだが地体ぢたいなんでも洞穴ほらあながあるとえる。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
石棒なるものは抑なんの用にきやうせしものか、諸説しよせつ有りと雖も何れも堅固けんごなる根據こんきよを有せず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
その男は楳嶺の画を抱へて入つて来た。画は尺八かなんかの大きさで、随分手の込んだ密画で、出来も決して悪い方では無かつた。
『しかしわたくし早晩そうばんれようとおもいますのは、なんだかっておいでになりますか。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それと打付うちつけてうのも、院長いんちょうはじかせるようなものと、なんともわずにはいたが
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
まつとのあひだを、が、なんとりか、とりとともにつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「福造の手紙をよんで聞かすのも、なんやら工合がわるいが、……ほんなら中に書いてあることをざつと言うて見よう。」
鱧の皮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
侍「不埓至極の奴だ、なんと心得る、エー江戸市中とは違うぞ、かゝる田舎の反圃中たんぼなかで侍に突当る奴が有るかえ」
なんとなりあそばしませ、わたしわたしかんがとほりなことして、わるければわるくなれ
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
わたしものわたしのだとてほゝひますとなんともはれぬけるやうな笑顏ゑがほをして
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ばちたゝみすこびあがりておもておろせば、なん姿すがたえるかとなぶ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
きつちやんすこしおいそぎとはれて、なんだかれはつから面白おもしろいともおもはれない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
新「誠に済まないが、ツイ踏んで二つ潰したから、是は私が買って、あとは元の様に積んで置きます、あの出刃庖丁はなんでげすな」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
孫「えー築地小田原町でなんとか云ったのう、うむ下河原清左衞門と云うお方だ、其の娘でな……お名前は何とお云いだね」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
然も婚姻に因りて愛を得むと欲するは、なんぞ、水中の月をとらへむとする猿猴ゑんこうの愚とおほいに異なるあらむや。
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
つまり偶然ぐうぜん出來事できごとには相違さうゐないのだが、わたくしなんとなく異樣ゐやうかんじたよ。
い、い、いとはなんです、わたくしいまげん目撃もくげきしてたのです。』
十八零圍氣れいゐき振舞ふりまはして滿足まんぞくしてるならば、諸君しよくんなん權威けんゐあつて
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
そうなれば屹度きっとこの間の意趣いしゅを返すに違いはありません、なんでも彼奴が一件を立聞たちぎきしたに違いないから
はい宜く稼ぎますが、丁度飯山の御城下へまいり、お酒のいのを買って参りましたが、お肴はなんにもございませんが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
蓴菜じゅんさいからんだようにみえたが、上へ引くしずくとともに、つるつるとすべって、もうなんにもなかった。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
態度とかなんとか云ふと、はなはだ大袈裟おほげさに聞えるが、何もそんな大したものを持ち合せてゐる次第では決してない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「そんな事を云はずに何か書いてくれ給へ。なんでもいいのです。たとへば「新技巧派について」と云ふやうなものでも。」
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
何でもその晩もあいつは酔つぱらつて薄雲太夫うすぐもだいふの側へ寄つちや、夫婦になつてくれとかなんとか云つたんださうだ。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
女「毎日めえにちなんかえりも行ったり来たりして居りやすから、もうが極ってるでがす、六十五せねでがんす」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「でもなんだか、そんなくちくやうですと。……あの、どんな、一寸ちよいとどんなふうをとこでせう?」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんとか家政かせい改革かいかくしてくにはしら建直たてなほさむ、あはれ良匠りやうしやうがなあれかしと
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おやためだつて、なんだつて、一旦いつたんほかひとをおまかせだもの、道理もつともだよ。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こゑけて、たゝいて、けておくれとへば、なん造作ざうさはないのだけれども、
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わたしはをつとなかに、なんともひやうのないかがやきが、宿やどつてゐるのをさとりました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
といいました。むすめなんということもできなくって、目にいっぱいなみだをためたまま、うつむいていました。
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「これですっかりかりました。なんというやさしいこころでしょう。それをうたぐったのはすまなかった。」
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「なるほど一寸法師いっすんぼうしちがいない。それでわたしの屋敷やしきたのはなんようだ。」
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さいげるひゞきであらう……なんにつけても、飛騨谷ひだだに第一だいいちかく場所ばしよ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はて、なんとやら、テンツルテンツルテンツルテンか、のこぎりをひくより、早間はやまな腰を振廻ふりまわいて。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なん其様そん尾籠びろうなことをつちやアなりませんよ、結構けつこう御軸おぢくでございますとふんだ
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
開いたけれどもなんだかまりが悪くて、たれか見てゐやしないかときよろ/\四辺あたり見〓みまはした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
さあ、もつてい、なんでも、とむか顱卷はちまきをしたところで、うままへへはたれはしない。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やあ、このおほきなすゞをがらん/\とけてくのは、號外がうぐわいではなささうだが、なんだい。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これより一説いつせつあるところなん大晦日おほみそかげたくせに、尊徳樣そんとくさまもないものだと
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
音「何も心配は有りませんが、なんにしても若旦那が眼が悪いんざますから、私は神仏かみほとけに願って御全快を祈りましょう」
可愛かあいひと不義ふぎせてすこしもれが世間せけんれたらなんとせう
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れであつたと障子しようじ引明ひきあけて、ほうおせきか、なんだな其樣そんところつて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝれが貧乏びんぼうつたからかまいつけてれぬなとおもへばなんことなくすみましよう
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なんだかいやにふさいでゐるぢやないか? 幽霊が悄然せうぜんとしてゐるなんぞは、当節がらあんまりはやらないぜ。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なんというまぬけだ。じぶんのしょうばいは盗人ぬすびとだということをしっかりはらにいれておらんから、そんなことだ。」
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
寥廓りょうかくなる天の下、蕭瑟しょうしつなる林のうち、幽冷なる池の上に音と云う程の音はなんにも聞えぬ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「もし田舎へって貴夫と衝突したりなんかすると、折合が悪くなって、後が困るから、それでやめたんだそうです」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「え?」と思わず心臓が縮みあがる。「どうした。留守中何かあったのか。四谷から病人の事でもなんか云って来たのか」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
女教師となれ、産婆となれ、針妙しんめうとなれ、寧ろ慶庵けいあん婆々ばゞあとなれ、美にあらずしてなんぞ。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それだのに、梅子はつゞけて、同じ問題にいて、甲の役者はうだの、乙の役者はなんだのと評しした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
母親おっかアさん、そんな事をおっしゃるけれど、文さんは此地こっちなんか心当りがおあんなさるの」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
自分は言水のこれらの句が、「十七字に余りぬべき程の多量の意匠を十七字の中につづめ」たとするには、なんの苦情も持つて居らぬ。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なんだか話が横道へそれたが、永井徹ながゐてつ著の演劇史以前に、こんな著述があつたかどうか、それがいまだに疑問である。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小林君は専門家だけに、それを床柱とこばしらにぶら下げて貰つて、「よろしいな。銀もよう焼けてゐる」とかなんとか云つてゐる。
京都日記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なんでもそれによると、Hの教師をしてゐる学校が昨日きのふ赤坂あかさかの或御茶屋で新年会をもよほしたのださうである。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「おや、こいつはもう咲いてゐらあ。この………なんと云つたつけ、団扇うちはの画の中にゐる花の野郎やらうは。」
O君の新秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
引窓ひきまどす、なんかげか、うすあかりに一目ひとめると、くちびるがひツつツた。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なん見得みえも、色氣いろけもなう、鼻筋はなすぢとほつた、生際はえぎはのすつきりした、きつとして
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もうなんねんといふことなく、ふるかねおとやまなかつてたのです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
わたしはそれをぢつと見詰みつめてゐるうちに、なんとなく感傷的かんしやうてき氣分きぶんちてた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
なるほどもり入口いりくちではなんこともなかつたのに、なかると此通このとほ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ちゝとしつてくなるまで、其時そのときこといては一言いちごんなんにもはない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其がなんと此世の悪心も何もかも忘れ果てゝ清々すが/\しい心になりながら、唯そればかり一念となつて、残つて居ると申します。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)