“持物”の読み方と例文
読み方割合
もちもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十八をかしらに赤子の守子もりこを合して九人の子供を引連れた一族もその内の一群であった。大人はもちろん大きい子供らはそれぞれ持物もちものがある。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ふつうの人間にんげん持物もちものらしいのは、トランクだけだった。トランクは二個あった。そのほかの荷物にもつときたら、なんともいえずふうがわりなのだ。
するとそれはかねてお見覚みおぼえのある女鳥王めとりのみこのお持物もちものでしたので皇后はにわかにお顔色をお変えになり、この女にばかりはかしわの葉をおくだしにならないで
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)