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何
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どれ
ふりがな文庫
“
何
(
どれ
)” の例文
其庇廂の大和がき結ひに吹きさらされて疝癪も起すことある職人風情は、
何
(
どれ
)
ほどの悪い業を前の世に為し置きて、同じ時候に他とは違ひ悩め
困
(
くるし
)
ませらるゝものぞや
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
あのやうに乞食呼はりして貰ふ恩は無し、龍華寺は
何
(
どれ
)
ほど立派な檀家ありと知らねど、我が姉さま三年の馴染に銀行の川樣、兜町の米樣もあり、議員の
短小
(
ちい
)
さま根曳して奧さまにと仰せられしを
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「ま、
何
(
どれ
)
でも可いから好ささうなのを一ツ呉れ。」といふと
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
何
(
どれ
)
も
是
(
こ
)
れも
俊秀
(
しゆんしう
)
なら、
俊秀
(
しゆんしう
)
は
一山
(
ひとやま
)
百
文
(
もん
)
だとも
言得
(
いひえ
)
られる。
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
三人昨日五人と
何
(
どれ
)
が
何
(
どう
)
だか分る者か何でも
宜
(
いゝ
)
は金さへ取ば仔細なしだ
生首
(
なまくび
)
一ツ渡して
遣
(
やら
)
うと云は
脇
(
わき
)
から一人の非人が夫でも
親
(
おや
)
の
首
(
くび
)
だと云から向うにも
見知
(
みしり
)
が
有
(
あら
)
う
外
(
ほか
)
の首では承知しまいと云ば一人の非人
然
(
され
)
ばさ何だと云て
相手
(
あひて
)
は座頭の
坊
(
ばう
)
だから
見分
(
みわけ
)
が有物か首さへ
遣
(
やれ
)
ば
宜
(
いゝ
)
然樣
(
さう
)
して直に下屋敷へ葬むるで有らうから
宜
(
いゝ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
あのやうに
乞食
(
こじき
)
呼
(
よば
)
はりして
貰
(
もら
)
ふ
恩
(
おん
)
は
無
(
な
)
し、
龍華寺
(
りうげじ
)
は
何
(
どれ
)
ほど
立派
(
りつぱ
)
な
檀家
(
だんか
)
ありと
知
(
し
)
らねど、
我
(
わが
)
が
姉
(
あね
)
さま三
年
(
ねん
)
の
馴染
(
なじみ
)
に
銀行
(
ぎんこう
)
の
川樣
(
かわさま
)
、
兜町
(
かぶとちやう
)
の
米樣
(
よねさま
)
もあり、
議員
(
ぎいん
)
の
短小
(
ちい
)
さま
根曳
(
ねびき
)
して
奧
(
おく
)
さまにと
仰
(
おほ
)
せられしを
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“何”の解説
何(か)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の21番目。
(出典:Wikipedia)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“何”を含む語句
何処
如何
何方
何故
何人
何時
何所
幾何
奈何
何樣
何程
何様
何日
何處
何事
如何様
何家
何分
何等
何者
...