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何
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なあに
ふりがな文庫
“
何
(
なあに
)” の例文
大胆だと思いますか——
何
(
なあに
)
、そうではない。度胸も信仰も有るのではありません、がすべてこういう場合に処する奥の手が私にある。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
何
(
なあに
)
。あいつは二ひきともきびんだからだいじょうぶだよ。」と言っているうちに、馬車は、十四、五
間
(
けん
)
手前で、ぱたりととまりました。
やどなし犬
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
「
何
(
なあに
)
、銀平さんに文ちゃんだから、酔っぱらってなンか居るもンか。
最早
(
もう
)
来る時分だ」仁左衛門さんが
宥
(
なだ
)
める。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「
汝達
(
わいども
)
は
何
(
なあに
)
をしとッか。
先日
(
こないだ
)
もいっといたじゃなっか。こ、これを見なさい」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「兄さん
何
(
なあに
)
? その包は?」不思議に思って訊きますと
西班牙の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「かんがえごとつて
何
(
なあに
)
」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「
何
(
なあに
)
?」
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
(
唯
(
はい
)
、
何
(
なあに
)
、
変
(
かは
)
つたことでもござりませぬ、
私
(
わし
)
も
嬢様
(
ぢやうさま
)
のことは
別
(
べつ
)
にお
尋
(
たづ
)
ね
申
(
まを
)
しませんから、
貴女
(
あなた
)
も
何
(
なん
)
にも
問
(
と
)
ふては
下
(
くだ
)
さりますな。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「姐ちやん
何
(
なあに
)
あれは?」と、足を投げ出して坐つてお出でになる坊ちやんは、他の事を仰りながら、不審さうに外の方を上目に見て、きよと/\してお出でになる。
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ねんばり
一湿
(
ひとしめ
)
りでございましょう。
地雨
(
じあめ
)
にはなりますまい。
何
(
なあに
)
、また、雨具もござる。芝居を御見物の
思召
(
おぼしめし
)
がなくば、まあ
御緩
(
ごゆっく
)
りなすって。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なあに
)
、女の
児
(
こ
)
はませています、それに
紅
(
あか
)
い
手絡
(
てがら
)
で、美しい髪なぞ結って、
容
(
かたち
)
づくっているから
可
(
い
)
い姉さんだ、と
幼心
(
おさなごころ
)
に思ったのが、二つ違い、一つ上、亡くなったのが二つ上で
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(
何
(
なあに
)
、
山河内
(
やまこうち
)
様のお
姫様
(
ひいさま
)
で、同じお弟子なんでありますから構いません、いらっしゃい。)といい棄てて、この暑いに袴を穿かせるほどな家風、一体婦人を
対手
(
あいて
)
の業体、歌所はしつけのいいもので
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なあに
)
、正体を見れば、閑古鳥にしろ、
直
(
じき
)
そこいらの樹の枝か葉隠れに、翼を
掻込
(
かいこ
)
んだのが、けろりとした目で、
閑
(
ひま
)
に
任
(
ま
)
かして、退屈まぎれに
独言
(
ひとりごと
)
を言っているのであろうけれども、心あって聞く者が
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
杢
(
もく
)
さん、これ、
何
(
なあに
)
?……」
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
何
(
なあに
)
、」と
襖
(
ふすま
)
に手を掛ける。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「……
何
(
なあに
)
、」
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「……
何
(
なあに
)
、」
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“何”の解説
何(か)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の21番目。
(出典:Wikipedia)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“何”を含む語句
何処
如何
何方
何故
何人
何時
何所
幾何
奈何
何樣
何程
何様
何日
何處
何事
如何様
何家
何分
何等
何者
...